ふなのりせむと月待てば

月の満ち欠けのような日々の心を綴る

金の月銀の月

このごろは


明け方前に月明かりで目が覚め


月に見守られているようで


明け方までまた安らかな眠りにつける



そして夜の間黄金だった月は


陽の光が少しずつ空を白く染めると


銀の月に変わる



そしてひとひの始まりとともに



銀月は空に透けゆく