ふなのりせむと月待てば

月の満ち欠けのような日々の心を綴る

遠雷

細い月が見られる頃なのに


夜空は曇っている



カレンダーみたら


6月も半ばになっていた



毎日やることに追われて


眠る時間も不足気味



君のところも雨なのかな



きっともう君の声をきくこともないだろう



と思うと



頭上に広がるこの空のように



重く暗く



暴風雷雨を溜め込んでしまう



でもきっと



それを受け入れるべきなのだろう






ほら、遠雷がきこえる



私の代わりに泣くといい



大声あげて荒れ狂え