ふなのりせむと月待てば

月の満ち欠けのような日々の心を綴る

月夜には

半月をみていると



おうっ て声がきこえてくる



顔はほとんどみせてくれなかったから



顔は月だと思うよ



私の名を呼んでって



月に頼んでみる



もう声をきくことはないから



月の光のうちに記憶の声を探ってみる