ふなのりせむと月待てば

月の満ち欠けのような日々の心を綴る

音楽と楽器と私

一、二ヶ月前に始めたヴァイオリンようやく先生に音が出始めたねえっと言ってもらえて嬉しかった。



私は打楽器から始め、二種の打楽器を習い三冊の教本を終えた後、弦楽器を始めた。


そして弦楽器を二年(打楽器も並行して練習)続けたところで、打楽器と弦楽器のあいのこのような楽器を始めた。


その楽器を一年半ぐらい続けたところで(打楽器、弦楽器も並行練習)ヴァイオリンを始めた。



ヴァイオリンはこれまでの楽器よりも難しい楽器で叩けば、あるいは抑えて弾けば正しい音がでるわけじゃなくて、とにかく練習しないと正しい音階の音が出ない気難しい、気ぐらいが高い楽器。



おそらく最初にヴァイオリンを始めたら、半年、一年近くしないとリズムと音を習得できなかったと思うし、先生もそう仰った。この期間の忍耐がなければ挫折していただろう。




人は裏切るけど、音は裏切らない。


練習は、楽器は、私を決して裏切らない。


楽器は私の努力を音色で認めてくれ、私の時間と努力を絶対に裏切らない。



私はそれを音楽と楽器との5年間で知った。