ふなのりせむと月待てば

月の満ち欠けのような日々の心を綴る

神様へ

何も願わないけれど



君を想う



君を想うことは



許してください

彼方の声

あっという間に時間が過ぎる



のはある意味良いことなのかな



君は元気にしてる?



時々君の声を思い出そうとするのだけど



………



君の声をきいたのは数えるほどしかないし



遠い時の彼方のことで


残念ながらよく憶えていないんだ




耳元でささやいて欲しかった



内緒話がしたかった

満る

昨夜はうっすら朧な満月を見られた


いつか君の隣で肩並べて


この月を見上げている姿を想った



その想いで充分



君と出逢ったことが有り難いから