ふなのりせむと月待てば

月の満ち欠けのような日々の心を綴る

刻み

逢えなくても



想った時は刻まれる



一方通行でも



一歩一歩あの干潟へと続いている




そこに君の影が見えなくても




一歩先に君の姿を描けるから

月うさぎを眺めるように

君の近くに居られたら


少しはお役に立てていたのだろうか


………



多分私は君をイライラさせてしまうばかりだろうな



こうして月を想うように


遠くから想っているだけが



正しいのだろう

君と

今夜は曇っている


君のところは晴れているかな



昨夜の月を思い描くよ



君に逢いたいな



っと思ってしまう


逢えないってわかっているけど



そう思う



夢で逢おう



この前の夢のように彼女との逢瀬に


私を引っ張ったら嫌いになるよ




私はそこまで寛容じゃないから





月明かりの照らす海を眺めたい



君と



君と