ふなのりせむと月待てば

月の満ち欠けのような日々の心を綴る

下弦月

下弦の月の空高くより吾を見下ろす


夜が明けるにしばしある刻


欠け消えゆく月は


再び姿現し満ちるを知るも



何故か姿見えぬつかの間の胸の虚(うろ)を想うとせつなく



月と君の姿重ね眺む