ふなのりせむと月待てば

月の満ち欠けのような日々の心を綴る

地震

地震 大丈夫だった?


君にはきけないから


君の近くにいる人の情報を遠くからみている



大丈夫そうで


安心した

空と海のはざまに

君には伝えることのない想いだけど



時々言葉にしないではいられなくなる



自分は 弱い と思いながら




弱いから君を想えるのだと思う




泣き笑いしながら歩いていく



今日を、明日という今日を



いつか昨日と今日と明日が同義になる時まで



月を追い 星に憧れ 陽に励まされながら



空と海のはざまに孤独を吸い込まれるまで

だいじょうぶ

これからも



あの干潟を目指す



海を目指す



私は光を目指す





だから君の姿を見失っても



大丈夫





君は振り返らず



立ち止まらず




先に進んで



すぐ後ろの彼女を導くんだよ